VAパペットサーフェス
■Size:31mm
■Weight:1.4g
■デカ玉ラトル入り
スミスとベルベットアーツ夢のコラボ!!
VA伊藤雄大プロの【トップの色選びについて】
エリアトラウトにおけるトップウォータールアーの色選びについて解説します。
トップはクリアカラーが基軸となり、目的に応じてそこに色を付けていくカラーリングが有効です。
スプーンの色選びでは高活性は派手な色、低活性は地味な色が有効というセオリーがあるためカラーローテの仕組みが理解しやすいのですが、トップはこのセオリーが当てはまりづらいため皆さんカラー選びに悩むのだと思います。
今回はVAパペットサーフェスにラインナップされた8色を使い、各色の簡単な説明も交えながら私なりの方法論を紹介します。カラーのジャンルによって8色をABCの3グループに分けて説明しますがこれらのグループにきっちりした境界線があるわけではなく、カラーによってはAとBの要素を併せ持っていたり、またあるカラーはBとCの良いところ取りだったりしますので大枠のイメージだけ理解して普段の釣りに活かしてもらえれば幸いです。
◇Aグループ クリア群◇
先述した通り、トップにおける基軸となるカラーがクリアです。
トップの釣りではルアーを止めた状態でバイトさせるため、魚にジーっとルアーを観察されます。いかに見切られずに食わせるかという場面では水面の乱反射や泡などの景色の中にルアーを紛れ込ませやすいクリアカラーが有効です。魚を幻惑して「ついうっかり」のバイトを引き出すイメージです。
何度かルアーを見に来て最後の最後に我慢できなくなってバイト!の様な場面も多く、ロングポーズとの相性も良いカラーです。
44チャートヘッドクリア
カラー構成:クリア ヘッド部分だけチャート
一個だけ持っていくならコレ!ルアーの位置を把握するためのチャートマーカーは魚に見切られる要素を少なくするために最小限の面積に塗布。
47ビンテージオリーブ
カラー構成:クリアイエロー お腹オリーブ飛ばし
日焼けして黄ばんだクリアがやたらと釣れるところから生まれた。
クリアと比較すると少しだけアピール力UP。
48ムシ
カラー構成:クリアスモーク 緑ラメ
落下昆虫をイメージしたカラーで春〜秋の朝夕に特効。曇り空なら日中も◎。
◇Bグループ お腹カラー有り群◇
お腹(ベリー)に着色されたカラーパターン。
トップにおけるベリーへの着色は魚から見上げた視線での背景を整え、フックを際立たせる事でフックそのものにバイトさせる効果があると私は考えます。
「出る寸前で見切られる」「ロングポーズが効いている」
⇒見切らせない能力に長けたAグループ
「出るけど掛からない」「止めた直後にすぐにバイトが出る」
⇒フッキング率の高いBグループ
が基本の使い分けになります。
ベリーの着色によってアピールが増すため、中層付近に定位する魚を表層まで呼び込みたい場面でも有効です。
45UVブラックホール
カラー構成:全体UV フックアイ周りブラック ブルーパール
UV発光で強力アピールし、一気にフックを食わせるカラーパターン。
勝負が早く、トーナメントでも実績大。
46グローバックブラウン
カラー構成:背中グロー お腹薄めブラウン グリーンパール
VAプロスタッフ川口“ジャイアン”徹カラー
常時80点を狙い、堅実に「置きにいく」ジャイアンらしさ全開の色(スキ)
50ハラオリブラウン
カラー構成:背中ハラオリ お腹濃いめブラウン
VAプロスタッフ「色の魔術師」原幸一カラー。
クリアウォーターでは独壇場となりやすい。
◇Cグループ 全体着色ツヤ消し群◇
スプーンやクランクでは差を感じにくいツヤ有り/ツヤ無しですが、トップでは釣果に大きな影響を与えます。ポーズ時に背中が水面より上に出ているため、そこから入り込む光の量が変わるからです。
ツヤ消しはボディ内に入り込む光量が下がるため、シルエットをクッキリさせる効果があります。特定のカラーパターンと相性の良い塗装方法です。
43ハレルヤGG
カラー構成:茶と黒の飛ばし グリーングロー 背中ブルーパール
VAプロスタッフ「色の魔術師」原幸一カラー(t-Route様共有カラー)。
ペレットを意識した魚に特効。水面のザワつきに隠れてしまわない存在感あり。
49グローグロー
カラー構成:背中グリーングロー お腹レッドグロー
クリアに近い色構成ながらもハッキリしたシルエット。
川水を使用したエリアで川虫が水面で捕食されている場面で有効。